Ｊ１社長も戦う 低予算、足で稼ぎ黒字 甲府・海野氏
清水との甲府の開幕戦。長谷川（１８）、バレー（１６）らがホームのサポーターを沸かせた
開幕戦を見つめる甲府の海野一幸社長
Ｊリーグのクラブの隆盛は、社長次第のところがある。どうやって予算を増やし、強化に充てるか。親会社から出向してくるケースが多いが、社長の果たす役割は大きい。甲府を立て直してＪ１に昇格させた海野一幸社長（６０）は、社長たちの中でも異色の存在だ。
甲府はＪ１最低額の約１１億円の運営費でＪ１に立ち向かっている。最高の浦和の５分の１ほど。Ｊ１平均の約３０億円の３分の１だ。
海野社長はテレビと新聞を持つ山日ＹＢＳグループの出身だ。山梨日日新聞の編集局長、系列の広告会社の常務を経て、甲府が存続危機に陥った０１年２月に社長に就任した。自身は「左遷かな」と思ったという。周辺からはクラブが幕を引くための「整理屋」とも見られた。
山梨県や甲府市などの行政を含めた会議で、クラブを存続させる０１年シーズンの目標を立てた。（１）サポーター会員５０００人以上（２）広告収入５０００万円以上（３）１試合平均入場者３０００人以上、の三つだ。００年の平均観客動員は１８５０人。「こんなことできるわけない。経費削減をしようにも、元々、無駄な出費なんてなかった」
しかし営業で稼ぐしかないと居直った。県内には大企業がない。培った人脈をフルに使い、地元企業が少額でも広告を出せるように工夫した。担架には病院の広告、ベンチの屋根には広告幕を張った。薄利多売の形で利益を増やした。経営危機を乗り切り、黒字に転換させた。
海野社長の決まり文句はこうだ。「会社の利益が上がっているのなら、税金として国に納めるお金の一部を、地元貢献のために提供してほしい。広告宣伝費で落とせるし、チケットは従業員のための福利厚生費でも落とせる」
「収入は少なめに、支出は多めに見積もる」のがモットー。クラブのスタッフには「前例がない」「いままでやったことがない」などの受け答えを禁句にした。
観客動員のためのアイデアも出した。相手が横浜ＦＣなら、小倉隆史と城彰二との「元日本代表対決」と銘打った。
チームが不振の時代、試合後にバスを取り囲んだサポーターに対し、「まだ再建中だ」と一喝した時もある。しかし、経営危機の際、署名活動をしたサポーターは社長へ厚い信頼を寄せる。サポーターによる社長ソングもあるほどだ。
昨年の平均観客は６９３１人。競技場を改修し、収容人数は近く１万５０００人から１万７０００人へと増える。クラブでは１万人到達を今季の目標に掲げている。
この人かっこいいね。真の営業マン！
川淵三郎（サッカー） Ｗ杯で１２０％の力発揮を
４月から福島で中高一貫のエリート教育がスタート。「キャプテンを引退したら、そこの寮の舎監になりたいんだよ」
サッカーワールドカップ（Ｗ杯）ドイツ大会の開幕まで、あと３カ月。日本のサッカー界をリードする「キャプテン」の登場です。
――ジーコ監督が代表監督になって３年半。川淵さんは以前、「ジーコは驚くほど我慢強い」と話されていましたが、その印象に変化はありますか？
それは全く変わらない。最初はもう少しいろんな指示をすると思っていたから、なぜ注意をしないのかジーコに聞いたことがあるんですよ。そしたら彼は「人に言われてやるより、本人が気づいて動く方が値打ちがある。チームでどう生きるか、自分自身で考えることが大事だ」と言った。ジーコほどの人物が、日本の選手をこれほど信頼する不思議さはずっと僕の中にあったけど、この３年で、チームにも浸透してきたと思う。
○自ら考えて戦う
――チームの方は変わってきたわけですね。
ようやく、ジーコの狙う方にね。ヒデ（中田英）は早くから「このチームづくりは時間がかかりますよ」と気づいていたね。自分で考え、コミュニケーションをとることでチームは成熟していくわけだけど、選手はいつも一緒にいるわけじゃない。共有できる時間が少なければ少ないほど、積極的なコミュニケーションが必要だし、そのためには自己主張しなければならなくなる。
――自己主張ですか。
大事ですよ。例えばコンフェデレーションズ杯で小笠原とヒデがハーフタイムでちょっと言い合いをしたようなんだけど、その後でヒデに会ったら、彼は「小笠原が僕にガーッと言ってきた。すごくうれしかった」と言っていましたよ。互いの主義主張があって、コンビネーションというのはできていくものだからね。
――前回のトルシエ・ジャパンとは対照的ですね。
トルシエは、システムありきのサッカーだった。「私の言うことを黙って聞きなさい」という育て方で、日本人の性格には向いていたとも思う。しかしホームの利もない０６年に向けては、臨機応変に、相手に応じて自分たちがその場で考え戦うチームに成熟しないと、ベスト１６に残るのは難しい。これまでも、アジアで２回続けてベスト１６入りしたチームはないわけですからね。
――Ｗ杯の目標は。
何勝何敗と言う気は毛頭なくてね。僕の本心を言うと、ジーコの「サッカーを楽しめよ」という言葉を受け止めた選手が、試合本番で１２０％の力を出す姿を見たい。可能性は高いと思う。ジーコのカリスマ性が、勝負どころで出てくるんじゃないかな。
○子供の心豊かに
――０２年に日本協会の会長に就任されてから、キッズプログラムなど「キャプテンズ・ミッション」を掲げられ、底辺拡大にも積極的に取り組まれていらっしゃいます。達成度はいかがですか。
予想以上に高いですよ。例えば６歳以下の子どもたちにスポーツの楽しさを伝える巡回事業はどんどん増えている。Ｗ杯というのは、日本のサッカー界にとって次の発展に向けた一番大きなきっかけだと思っている人が多いけど、僕はそういうことはあまり思っていなくてね。Ｗ杯の結果に一喜一憂しているようでは、長期的な視点での成長は望めないですよ。Ｗ杯で負けても、日本のサッカーが着実に発展していくための基礎作りや人づくりこそ大事になってくると考えています。
――４月から一流選手を育成する中高一貫エリート教育が始まる一方、小学生のための心のプロジェクトも準備中と伺いました。
日本代表やＪリーグのＯＢが、子どもたちに経験を直接話すことで、今の時代に欠けている優しさやいたわり、道徳心を芽生えさせるきっかけになるのではないかと。「これはこうだ」と答えを説くのではなく、いろんな話を聞かせてあげることで心が豊かになるようにね。サッカー界にできることはたくさんあるはずです。
――夢を教えてください。
こんな光景です。各マンションには照明付きのフットサル場があって、水曜の夜はリーグ戦が開かれる。お父さんも試合の日は早く帰ってくるし、ベランダからは声援が聞こえてくる。これが僕の夢なんですよ。スポーツは、人間が生きていく上で本当に大事な家族や地域のだんらんをつなぎとめるものであってほしい。Ｗ杯優勝より、大きな夢です。
彼も男前。
そしてサッカーを続けられるのかやめるか。。。↓
移籍リスト
■リスト登録日：2005年12月6日
【選手氏名/現（最終）所属クラブ/契約終了日/備考】
丸山 良明/アルビレックス新潟/20060131
佐藤 大実/サガン鳥栖/20060131
氏家 英行/ザスパ草津/20060131
山道 高平/サガン鳥栖/20060131
鈴木 良和/湘南ベルマーレ/20060131
下司 隆士/サガン鳥栖/20060131
■リスト登録日：2005年12月13日
【選手氏名/現（最終）所属クラブ/契約終了日/備考】
阿部 敏之/鹿島アントラーズ/20060131
和多田 充寿/ヴィッセル神戸/20060131
貞富 信宏/横浜FC/20060131
町田 忠道/川崎フロンターレ/20060131
久保田 学/横浜FC/20060131
秋葉 竜児/ベガルタ仙台/20060131
堀内 大輔/モンテディオ山形/20060131
■リスト登録日：2005年12月20日
【選手氏名/現（最終）所属クラブ/契約終了日/備考】
安永 聡太郎/柏レイソル/20060131
土橋 宏由樹/ヴァンフォーレ甲府/20060131
白尾 秀人/ヴァンフォーレ甲府/20060131
金澤 崇文/水戸ホーリーホック/20060131
鈴木 隼人/ヴァンフォーレ甲府/20060131
金子 剛/水戸ホーリーホック/20060131
矢野 哲也/柏レイソル/20060131
中井 昇吾/柏レイソル/20060131
■リスト登録日：2006年1月10日
【選手氏名/現（最終）所属クラブ/契約終了日/備考】
滝澤 邦彦/ジェフユナイテッド市原・千葉/20060131
■下記選手は、移籍リストから抹消しました。
【選手氏名/現（最終）所属クラブ/契約終了日/備考】
樹森 大介/ザスパ草津/20060131/図南SC 移籍
小久保 純/ザスパ草津/20060131/図南SC 移籍
佐野 裕哉/湘南ベルマーレ/20060131/V・ファーレン長崎 移籍
小島 宏美/ヴィッセル神戸/20060131/FC岐阜 移籍
杉本 倫治/横浜FC/20060131/引退
大友 慧/横浜FC/20060131/FC Reimsbach 移籍
かと思えば、これからJリーガー日本代表を目指す若者達。
どこのユースが多いか見てみよう！↓↓
U-16日本代表候補トレーニングキャンプ（3/21～26）メンバー [ JFA ]
【スタッフ】
監督 城福 浩／（財）日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ・FC東京
コーチ 小倉 勉／（財）日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ
GKコーチ 川俣 則幸／（財）日本サッカー協会ナショナルコーチングスタッフ
【選手】
≪GK≫
廣永 遼太郎／FC東京U-18
大畑 拓也／伊勢市立港中学校
浜川 成章／都城市立五十市中学校
≪DF≫
金井 貢史／横浜F・マリノスユース
高橋 峻希／浦和レッズジュニアユース
山崎 正登／柏レイソルユースU-15
宮本 将／サンフレッチェみろくの里F.C
嘉 涼平／ディアマント・F・C鹿児島
岡本 知剛／サンフレッチェびんごジュニアユースフットボールクラブ
松井 優人／ACNジュビロ沼津
横山 文也／ヴィラル木花サッカークラブジュニアユース
≪MF≫
柿谷 曜一朗／セレッソ大阪
八反田 康平／鹿児島県立鹿児島中央高校
斎藤 学／横浜F・マリノスジュニアユース
田中 裕人／ガンバ大阪ジュニアユース
松元 廉／鹿児島市立桜島中学校
川村 武蔵／鹿児島市立桜島中学校
山田 直輝／浦和レッズジュニアユース
丸橋 祐介／セレッソ大阪U-15
山浦 公裕／FCトリプレッタJrユース
≪FW≫
長谷部 彩翔／アルビレックス新潟ユース
大塚 翔平／ガンバ大阪ジュニアユース
端戸 仁／横浜F・マリノスジュニアユース
藤松 明宏／ヴィッセル神戸ジュニアユース
指宿 洋史／柏レイソルユースU-15
【スケジュール】
3月24日（金）14：00 練習試合 対 清水エスパルスユース
3月25日（土）15：00 練習試合 対 清水東高校
3月26日（日）10：00 練習試合 対 ジュビロ磐田ユース（ヤマハスタジアム）
【今後の予定】
4/8（土）～4/19（水） モンテギュー国際大会（フランス）
4/26（水）～5/11（木） U－17国際大会（イラン）
5/29（日）～6/4（日） トレーニングキャンプ（国内）
6/28（水）～7/2（日） トレーニングキャンプ（国内）
7/14（金）～7/20（木） トレーニングキャンプ（国内）
8/7（月）～8/13（日） 豊田国際ユースサッカー大会（愛知県豊田市）
8/15（火）～8/20（日） 北海道国際ユースサッカー大会（札幌市）
8/24（木）～8/28（月） トレーニングキャンプ（国内）
8/29（火）～9/18（月） AFC U－17選手権2006（シンガポール）
ブラジル、２００５年の選手輸出総額は１８７億円
ブラジルは２００５年に１億５８００万ドル（約１８７億円）相当の選手を他国に“輸出”した。ブラジル中央銀行の発表により明らかになった。リヨンのフレッジ（１８００万ドル／約２１億３０００万円）、レアル・マドリーのロビーニョ（２５００万ドル／２９億６０００万円）ら計８０４人の移籍金の総額を算出したものだ。
ブラジル中央銀行によれば、この総額は２００４年に比べて約５５パーセント増加している。１９９４年から２００５年までの合計で、ブラジルは選手の売却によって実に１０億ドル（約１１８０億円）を手に入れたと算出されている。
凄い売上だね。。。
インテルが8強入り＝サッカー欧州CL
【ロンドン14日時事】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ（CL）は14日、ミラノで決勝トーナメント1回戦第2戦の残り1試合が行われ、インテル・ミラノ（イタリア）がアヤックス（オランダ）を1－0で下し、2戦の合計得点3－2で準々決勝に進出した。インテルは後半12分にスタンコビッチが決めた先制点を守り切った。
イタリア勢は2季連続で3チームが8強入り。準々決勝（第1戦＝28、29日、第2戦＝4月4、5日）の組み合わせは既に決定しており、インテルはビリャレアル（スペイン）と対戦する。他の3カードは、アーセナル（イングランド）－ユベントス（イタリア）、リヨン（フランス）－ACミラン（イタリア）、ベンフィカ（ポルトガル）－バルセロナ（スペイン）。
イタリア勢強し。
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